O脚は脚の骨が変形?
O脚は脚の骨が曲がってしまっている状態?と考えていらっしゃる方も多いでしょう。しかし答えは否です。O脚は脚の骨が曲がっている状態ではなくて、脚の骨が曲がっているように見えてしまうというのが正解です。
美脚になりたくてO脚を矯正したいと考えている方も大勢いらっしゃるわけですが、本当に脚の骨が曲がってO脚になってしまっているのだとすれば、矯正はとても難しいと言わざるを得ないでしょう。
では、なぜそんな風に見えてしまうのでしょうか?人間の脚の骨はひとつではなく、複数で構成されています。上の方から骨盤とつながっている大腿骨は膝の関節で脛骨とつながり、脛骨は足首へとつながります。O脚の方はこのつなぎめである関節の部分に歪みが生じています。
膝の関節が歪んでしまうと、その上下にある大腿骨と脛骨も影響を受けてしまいます。関節の歪みにより大腿骨と脛骨は外側へと倒れた状態になってしまいます。そうなると今度は筋肉が外側へと付くようになり、さらにO脚に拍車をかけてしまう結果となってしまうのです。
ただし膝の関節が歪んでいるだけで他に要因がないかといえば、そうではありません。生活習慣や姿勢の悪さなどが骨盤に影響を与え、そうすると骨盤の歪みが今度は大腿骨に影響を与えることになり、膝の歪みにつながります。
ですから、O脚は脚の骨がまがってるのではなく、膝の関節の歪みで脚の骨がまがっているように見えてしまうという状態なのです。